夏休み恒例富士登山
(UPDATE 1997/8/20)
富士登山の輪’97年版(登山報告メール集)
1997.7.20に吉田口から挑戦した 林 憲司さん e-mail:<hyossy@aim.ilc.or.jp>のお便り
先日はメールの返事をありがとうございました。
昨日午後8時に愛知県一宮市を出発し、午前0時過ぎに
吉田口の5合目の駐車場につきました。
富士宮口にしたかったのですが、今回はまずご来光をみることを
第一に考えて吉田口を選択しました。
ご指摘のあった通り駐車場は満杯で徒歩で10分ほど下がったところに
路上駐車しました。
母(69才)姉夫婦、甥(小6、小4)息子(6さい)私の7人で午前1時に
登山を開始しました。
1時間ほどかけて6合目に到着し、小6の甥っ子が、動きたくない、
帰ろうと言い出したので仮眠することにしました。
ご来光はものすごくきれいで、リピーターの人がこんなにきれいな
ご来光は初めてだ。と言ってました。
その後また仮眠して(笑)午前6時に下山しようとしたら、息子が
高山病になっていて背負って下山しました。
6合目でもとても寒く、救急車まで冷たくなった人(?!)を2人運んで
行くのをみかけました。
lalaさんのHPをみていったおかげで私たちは凍えることなく
過ごすことができました。
今回はほんの少ししか登れませんでしたが、来年あたりは頂上を
めざしてみたいと思います。
今回は本当にいろいろありがとうございました。
まずはご報告まで。
ここより、追加メールです。
富士登山の体験の追加ですが、小6の甥っ子は丈夫なほうですが
それでも5合目から6合目に登るだけで高山病になりかけました。
6才の息子は最初は元気でしたが、6合目で仮眠をとった後で
高山病になりました。
もし、子ども連れでご来光をみることを第一目的な人は吉田口の
駐車場で仮眠をとり日の出の2時間くらい前に出発し6合目でご来光を
みることにすれば 薄あかりの中で歩けるので懐中電灯もいらないし
夜登るより寒くないと思います。
夜登るのも星がきれいでいいのですが、やっぱり寒いです。
子どもは調子のいい時は大人よりよっぽど元気ですが、いったん体調を崩したり
睡魔が襲ってきたら背負っておりる覚悟が必要なようです。
なんだか偉そうな事を言ってしまいましたが、実際私は6合目まで登っただけで
降りてきましたので、あまり役に立たない意見かもしれません。
他の人の体験談や意見なども聞いてみてください。
1997.7.20に富士宮口から挑戦した 片山 英三さん e-mail:<ekata@usa.net>のお便り
lala(太田)様
過日は、富士登山に関しまして、小生の質問に回答をいただきありが
とうございました。
いただきました、アドバイスをもとに、富士登山に挑戦しましたので、
その顛末記をメールさせていただきます。
7月20日;午後1時30分に横浜を出発し、保土ヶ谷バイパス、東名
と順調に進みましたが、富士スカイラインで、2合目あたりから、駐車
待ちの渋滞に遭遇し、午後5時頃、無事に(比較的登山口に近いところ
に)駐車できました。
天気晴朗で、新5合目から富士頂上の気象ドームを見ることができました。
食事を取り、車中(セダンですので、ちょっときつかったのですが)
にて、7時頃から10時まで、仮眠を取りました。
で、午後10時30分、「いざ」と言うことで、出発しました。
月齢までは、調べていなかったのですが、驚くべき満月で、ランプがな
くても、足下が、ばっちり見えるレベルに晴れた、実にすがすがしい夜
でした。
子供達も(小4(男)、小2(女))元気で、時間は、かかりましたが、
9合目付近までは、順調でした。が、アドバイスいただいたとおり、
午前3時頃から意識朦朧となり、ぐずり始め9合目、9合5勺と2ヶ所
で、それぞれ1時間程度の仮眠を取らせました。
また、午前3時から4時頃の気温の低さには、驚きました。
頂上付近は、摂氏0度 前後だったように思います。
で、なんと午前7時頃、無事、(全員)頂上にたどり着くことができま
した。
すばらしい晴天で、その見晴らしの良さに家族それぞれに、満足したよ
うです。
ちなみに、(下山後、)寝不足の小生でしたが、車を運転することも
あまり苦とならず、無事、横浜まで帰ることができました。
次回挑戦がいつかは、現段階では何とも言えませんが、要領が、
何となくわかったような気がします。
本当に、貴重なアドバイス、(ホームページでの)情報をありがとうご
ざいました。
1997.8.2に富士宮口から挑戦した 森原 利光さんのお便り
(森原さんは僕がFAQ集をつくるきっかけを下さったかたです)
4月に富士登山のアドバイスをいただきました森原です。
8/2(土)に富士宮口から挑戦し8合目で御来光を。
残念ながら頂上へはあと一歩でしたが素晴らしい登山を経験することができました。
登山口は、等間隔に山小屋がある富士宮口を選択。
御来光は8合目で拝み、それから登頂の計画で出発。
早めに駐車場に入るために9:00に町田を出発。
東名インターまで5Kmを40分かけ、また、東名の渋滞で
御殿場インターまで3時間かかりました。(通常1時間半)
五合目へは13:00着。丁度下山した人たちが帰る
ところですぐに駐車できました。
夜9:00出発のため仮眠。しかし、子供達(小3、5)は
富士山を目の前にして1時間程しか眠れなかった様です。
夜9:00出発。天気は晴天で夜空は星で一杯。
この日の登山者の多さは特別であり、登山道は大渋滞でなかなか
進みませんでした。ゆっくりとしたスピードはありがたかった
反面、自分たちのペースがつかめなかった様に思います。
7合目を過ぎたころから子供達が非常に「しんどい」といいだしました。
8合目まではすぐそこに見えるけれど、なかなか近ずかず、
寒さと寝不足と更には高山病で子供達は、「もう動けない」
と言う始末。
とにかく高山病を少しでも回復させるために十分に休憩をとり
少しづつ前進。後一歩で8合目と言うところで下の子供が
泣き出してしまった。
私が「もうやめようか」と言うと「ぼく、あそこ(8合目)まで頑張る」
と言ってくれなんとか8合目に到着しました。丁度午前3時でした。
子供達が本当に頑張ってくれて私自身非常にうれしかったです。
ここで仮眠を取り、御来光を待ちました。
気温は7度で風もあり非常に寒く感じました。
そして午前4:50分、快晴の富士山の斜面から太陽がきらりと光と
共に見る見るうちに大きなり、地球が動いていることを実感しました。
子供達を無理矢理起こし御来光を見せましたが、「きれい」と一言言って
すぐに眠り始めました。
夜が明けたので頂上に行くかと子供達に聞いたら、下の子は、
「頂上に行って見る」と言ってくれましたが、上の子は
「おなかが気持ち悪い」(高山病)とのことで残念ながら今回は8合目
までとすることにしました。
午前6:00頃から下山し、9:00頃無事に五合目に到着。
今回の富士登山では、
・五合目で見る富士山は、すぐに上れる様に見えるがさすが
日本一高い山であること。
・夜の寒さの厳しい事に驚いたこと。
・御来光と雲海が素晴らしい光景であったこと。
など強く感じました。
そして何より私の心に残った事は、「子供達が頑張ったこと」です。
子供達に「また行くか」と聞いても「大きくなったら行く」と答え、
今回の登山は相当堪えた様です。
でも、「苦しくても頑張ればできる」ことを少しでも体験できたと
思います。
今回の富士登山では、太田様からの貴重なアドバイスを基に
登山する決心し、素晴らしい経験ができたと思っています。
本当にありがとうございました。
1997.7.30の日中、富士宮口から挑戦した 板戸 幸子さん
e-mail:<itado@pluto.dti.ni.jp>のお便り
今晩は 富士山について色々アドバイスを有り難うございました
予定どうりに30日に 富士山に登ってきました
やっぱり頂上を目指したくて 朝6時半過ぎ
5合目駐車場に到着(お天気がいまいちだったのか駐車場は空いていた)
7時前に登りはじめました 子供達に金剛棒を買わされ8合目までは順調に
9合目からはとにかく少し歩いたら休憩 その繰り返し...
9合半についたとき上の子供が休憩で座ったとたん 眠りだしてしまった!
天気も少し雨が降り出してきたので そこで 15分の仮眠とらして 頂上めざし出発!
でもとにかくしんどい!
10歩歩いたら休むみたいな感じでそこに見えてる頂上になかなか着かない
でも家族4人少しくじけかけたけど みな無事頂上に到着出来ました
郵便局から暑中見舞いの葉書をだし
もう二度とは来ないだろうと思う富士山の頂上をゆっくり見て回りました
子供達は金剛棒に焼き印をしてもらい”満足だー”と言っています
lalaのHPを見て
登山において必要な物、気を付け無ければいけない事を知る事が出来て
本当によかったと思っています
兵庫から富士山はあまりにも遠いのでよほどのことが無い限り
もう登る事はないと思っていますから とても良い思い出になりました
有り難うございました
PS. 主人は今 日焼けした肌の皮剥きに励んでおります
1997.8.9の日中、須走口から挑戦した 伊藤 恭子さん
e-mail:<kyoko-i@meiwa.co.jp>のお便り
前日のメールありがとうございました。
8月9日(土)太田さんの情報を参考に友人6人で富士登山へ行って来ました。
早朝4:00調布を出発、6:40頃須走口着、5合目から頂上を見上げる事が出来るほど良いお天気。
少し雲の流れが気になりますが、仕度を整え7:00登山道を歩きはじめました。
(Tシャツにジーンズ、キャップは飛びやすいのでバンダナを帽子がわりに)
初めての富士登山、ついつい速くなる足並みを高山病にならないように一歩一歩踏みしめ、緑の木々の間を登りました。アザミの蕾がふくらんでいたり、小花が咲いていたり、鳥の声も聞こえました。
途中、へびいちごを見つけて口にしました。(結構おいしい)気持ち良いスタートでした。
登りはじめて1時間、少しづつ木々がなくなり山肌が見えはじめると、気にしていたものがやってきました。
九州地方に来ていた台風の影響で風が吹きはじめ、コンタクトを使用している私は何度も砂が眼に入り大変な思いをしました。それでも6合目の小屋へ着きました。
ここで朝御飯、コンビニで買ったおにぎりとお茶を口にする。(全員食欲旺盛)
天気はいいが風が強い、小屋近くにおいてある木の板が目の前で風で飛んだ。
断念して下山してくる人もいる。
このままいくべきか迷ったが山小屋のおばちゃんの安易な一言、
『あなたたち若いから行けるところまで行ってごらん』
にのせられて7合目を目指しました。(9:00ごろ)
登山道は岩場も多くなり、強風とそれにより飛んでくる砂つぶ(当たるとかなり痛い)と体を張って登るありさま。(コンタクトはすでに6合目で外した)途中休憩で食べた梅シバと都こんぶは厳しい状況の中特においしかった。(こんなにうまかったかと全員感激した)
飛んでくる砂つぶ対策にウィンドブレーカーを着るがかえって仇となる。(風を受ける面積が大きくなる)
大きな砂つぶも飛んでくるので当たれば痛い)しかしないよりまし...。
まわりの景色を見る余裕もなく、ただで足元を確認しながら、登山道に張ってあるロープを頼りに7合目へ着きました。(11:30)
ここまでくるとものすごい風です。
まるでミキサーの中にいるようです。体がばらばらになるのではないかと思うほどの突風でした。(さすがに子供はいない)
心配していた高山病より風がひどいため、今回はここで頂上を断念しました。
全員体力・気力は十分元気だったので残念です。
12:00 下山をはじめ14:30頃5合目に着きました。
しばらくすると富士山は黒い雲で覆われ雨が降りはじめました。
あのまま上を目指していたら....。
麓には大きな虹が出てました。とてもきれいでした。
結果としては、頂上へ行けず残念でしたが自然の優しさと厳しさを感じることができました。
XX歳を迎えた年のいい記念になりました。
また来年アタックします。
但し、強風の場合は止めます。身体中砂だらけになります。
耳、鼻、眼、衣服の中まで砂だらけです。(DAYバックの中まで)
全員温泉に入ってかえりました。
太田さんいろいろありがとうございました。来年は月の光を浴びながら登り、満天の星のもと眠りに就き早朝、ご来光を見るコースもいいとすてきだと思います。
また来年、このシーズンがきたらメールします。
それまで、お元気で
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