武蔵野東学園の紹介ページ
(update:2001/7/4)

Higashi-Gakuen


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このホームページは武蔵野東学園の1父兄が学園を紹介しているもので、
学校法人武蔵野東学園の公式なページではございません。
従って、僕の勉強不足から事実との相違等があった場合は
僕個人の責任であり、学園にはございません。
当ホームページにおける記述の誤り、もしくは疑問等がございます
ときには、ohta@cyborg.ne.jp へメールをお送り下さい。
1997年10月6日より、学園の正式なホームページができましたので、ここからリンクします!
募集要項や幼稚園、小学校、中学、高等専修学校、ボストン東の詳細が載ってます
僕のページの役目も終わってしまった感もありますが今後もこの頁は残します
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”Enough For Today?”
吉祥寺にできた僕たちのたまり場 イナッフ・フォア・トウディ
東のみーーーーんなやって来い!僕らはみんな友達だ!

”自閉症・親・地域”
後援会石橋さんの頁です!
<障害者とともに暮らすということ>


Syougakkou  武蔵野東学園は、1964年に創立された
武蔵野東幼稚園を母体に
「幼稚園の小学校を!」という父母達と
先生方の努力から1977年
に設立された小学校
そしてその子供達の成長と競争するように
6年後の1983年に開校した中学校
更にその3年後に開校した
技能高等専修学校からなる総合学園です。
(1987年、分校としてアメリカ
マサチューセッツ州にボストン東スクール開校)
*左の写真は、武蔵野東小学校(1997/1/26撮影)



その特色は、
創立の母 北原キヨの教育哲学である
「子供から学べ」によって、実践、検証を繰り返し、整合されてきた
「生活療法」*1と「混合教育」*2にあり
自閉症児には治療教育を通して社会に自立できる成長の場を
また、健常児には1人1人の個性を尊重できる
「21世紀の自立した国際人」をめざした教育を行っている。


創立の母 北原キヨ プロフィール
 1925年4月24日 栃木県日光市清滝町に生まれる。
  明治大学法学部卒
  アメリカ オハイオ州立ボーリンググリーン大学
             教育学教授法 名誉博士
  16歳のときに教員検定試験に全国最年少で合格し、日光市清滝
 小学校で教師としてのスタートを切る。
  立川市第二小学校勤務を経て、1957年、創立の父 北原勝平
 と結婚。1964年、勝平の経営する鋳物工場を廃業、跡地に
 武蔵野東幼稚園(学校法人武蔵野東学園)を創立。
  その成果の中から、1977年に小学校、1983年に中学校
 1986年に技能専修学校、1987年にはボストン東スクール
 を開校。学園長、園長、各校長を兼務。
  創始した自閉児の教育(生活療法・混合教育)に驚異的な成果を
 あげる。その教育は、国際的にも高く評価されている。
 1988年エイボン女性大賞を受賞。
 1989年1月14日未明 急逝、享年63歳 勲五等宝冠章受賞


「生活療法」*1や「混合教育」*2については、学園の教育の根幹
 となる事柄であると同時に、その具体的な実践方法は今も日々研鑽
 のなか、変化をしているので専門外の私から正確な表現ができません。
 そこで、私の読みました北原先生の著作から、その一端を伺い知る
 ことができそうな、ごく一部を引用してご紹介します。


*1「生活療法」について
   北原キヨ・九重 卓著 ”自閉児のための生活体育”より一部抜粋
 「生活療法」は、子どもの24時間の生活を管理し、生活の流れの
 中で総合的に年齢相応の発達を基準にして、その落ち込み部分を、
 根気よいトレーニングによって埋めていくものであり、それによって
 社会適応の問題を克服していくものです。
 「生活療法」の特長は、例えばことばがないからことばの訓練をする
 というような対症療法的な抹消の指導でなく、あくまでも子ども本来
 の発達のルールに即して、体力づくりによって体を強め、心を強める
 という根本のところから取り組んでいるところにあります。
*2「混合教育」について
   北原キヨ著 ”可能性を求めて”より一部抜粋
 子どもが育つ上で大切なことは、発達を促進し、助長する望ましい
 環境を作ることです。 〜中略〜 教育者側が何の用意もなくただ
 障害のある子どもと健康な子どもを一緒に受け入れることが差別の
 ない教育であると考えるのは単なる同情による自己満足であって、
 子ども達にとっては望ましい姿ではありません。
 子どもの社会性の発達は、本能的なままに放置したのでは弱肉強食
 的な人間の関わり合いしかできず、そのため障害のある子どもを差別
 したり、拒絶したりするようになります。
 どの子にとってもよりよい成長を願い、社会に生きていくために大切
 な知識能力と円満な人格を育てるためには、健康な子どもにとっても
 お互いの刺激がそれぞれの成長を援けあう学習環境でなければなりま
 せん 〜中略〜 私の自閉児に対する教育治療 −多くの刺激、
 たくましい力で働きかけることによって、子どもの内部の力を動かし
 成長させていく それには、質の高い集団の中で、まず体をつくり
 心をつくり生活の基本習慣が自立したところから知能の発達をさせて
 いく− は、自然の原理にのっとった、ごくあたり前の教育方針で
 す。叱るべき時に叱り、ほめるべき時にほめる。−当園においては
 これも価値基準は、健康な子どもに対するものとまったく変わり
 ありません−



最後に、
私が感銘を受けました北原キヨの言葉をあげて紹介頁の終わりとします。


    どの子にとっても生命ある限り
     その子のもっとも貴重な個性の芽が
    必ず内在する
    それを発見し
     愛情をこめて育てることが
    自閉児教育の神髄である
            −北原キヨ



参考図書
「自閉児のための生活療法」−武蔵野東学園の実践記録 第1巻−
     武蔵野東教育研究所編著・明治図書刊 1981年発行
「自閉児のための生活体育」−武蔵野東学園幼小一貫指導記録
     北原キヨ 九重 卓著
     武蔵野東教育研究所編 ・明治図書刊 1983年発行
「可能性を求めて」 武蔵野東幼稚園から小学校へ
          北原キヨ著 たいまつ社刊 1977年発行
「生活療法 花の実り」 続・可能性を求めて
          北原キヨ著  明治図書刊 1983年発行
「ボランティアに生きる」
        八木哲朗著 東洋経済新報社刊 1993年発行
「武蔵野東学園創立30周年記念誌」
       30周年記念誌編集委員会編/刊 1994年発行

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